最近、ニュースを聞いていると
コマーシャルペーパーって言葉をよく耳にしませんか?
CM?ペーパー?
ということで調べてみました。
コマーシャルペーパー(CP)とは
金融用語ですね。
コマーシャルペーパー(Commercial Paper)とはCPとも呼ばれています。
企業が短期で資金調達するための、無担保の約束手形のこと
割引方式
(金利分を額面から差し引いて販売する方式。
満期日に提示することで額面分を受け取れるので、差し引き分が金利相当となる)
で発行され、金額と満期日を特定して発行されます。
コマーシャルペーパーを発行することができるのは、優良企業に限定されており、金融機関が発行されたコマーシャルペーパー(CP)を引き受けて、機関投資家に対して販売される方法(間接発行)と、優良企業が直接機関投資家に販売する方法(直接発行)の二種類があります。
基本的に個人投資家が購入することはできません。
優良企業しかコマーシャルペーパーを発行できない理由
CP は無担保の割引方式を用いて公開市場で取引されます。
そのため信用リスクの高い企業が発行するとデフォルト(債務不履行)の可能性があるたため
市場が優良企業と認めている企業しか発行できません。
企業が資金調達を目的として発行するCPは譲渡性預金(CD)と類似しています。
CPでもCDであっても同様の利回りを生み出すことから、資金コスト面では大差はありません。
一般的にコマーシャルペーパーは譲渡性預金市場との競合を避けるため、
償還期限が30日以内となっているものが多くなっています。
譲渡性預金(CD)とは
譲渡性預金(”(negotiable)certificate of deposit”)は銀行の定期預金の一つのことです。
銀行が無記名の預金証書を発行する特別の定期預金をいい、
預金者がこれを金融市場で自由に譲渡できることからその名がある。
簡単に言うと他人への譲渡が可能な特別なタイプの預金のこと。
譲渡可能定期預金証書、CD、またはNCDともいいます。
日本では
日本では最低預金額は5,000万円以上と高額なものがほとんど(近年は1000万円からというのもある)で、
個人が持つことはまずなく、企業などが決済用に利用するものです。
銀行が発行する「超高額紙幣」と考えるとわかりやすいのではないでしょうか。
そして、預金保険の対象とはなりません。