くるりとした耳が特徴。
おとなしい性格で子供とも仲良く遊びます。
しつけしやすいことから初心者向きとも言われます。
原産国

■原産国はアメリカ。
■体重は3~5㎏
■長毛種・短毛種
アメリカンカールの特徴
外向きにカールした耳が大きな特徴。
性格はおとなしく人懐こい性質を持っている。
■耳について
この特徴的な耳は突然変異によるものと考えられています。
これは優性遺伝で、
アメリカンカールから生まれる子猫のうち、
少なくとも半分は同様にカールした耳を持っているそう。
また、現在では短毛種・長毛種ともアメリカンカールとして認められていますが、
元々は長毛種の猫でした。
子猫は、生まれたときは普通の耳であり、
生後2-10日ぐらいで耳に軟骨が入り始め先端がカールし始めます。
個体差によって一旦反り返っても浮き上がってくる場合もあります。
カールが固定するのはおおよそ生後4ヶ月程度で、
それまではカールがなくなることもあるそうです。
アメリカンカールの性格
アメリカンカールは好奇心が非常に強く、大変活発で、明るい性格です。
人懐こく、人見知りも少なく、退屈しのぎなのか唐突に人間にちょっかいを出すこともあるほどです。
犬などほかのペットや子どもとも仲良くでき、親しんでいこうとします。
家族に対する愛情が深く、時に飼い主に付きまとうほどで、
犬のような愛情表現をするとも言われています。
甘えん坊でいつまでも子猫でいるような面があり、
「猫のピーター・パン」という愛称があります。
ルーツ
アメリカンカールのルーツは、
1981年にアメリカのカリフォルニアのルーガ夫妻の
元に迷い込んだ猫であると言われています。
ルーガ夫妻は、耳が大きくカールした長毛の黒い猫を
「シュラミス(黒い美人)」と名付けました。
ルーガ夫妻はこの耳に特徴ある美しい被毛の猫に惹かれ、
交配を始めたところ、4頭生まれたうちの2頭の耳がカールされていたため、
この耳は遺伝性であることが分かり、
1983年に愛好家やブリーダーによってアメリカンカールの
品種確立を目指し、計画繁殖が始まりました。
その後、1991年にはアメリカの猫登録団体「CFA」に公認されることとなり、
アメリカンカールは、
原産国のアメリカでは異例のスピードで新猫種として確立されました。
現在のアメリカンカールは全て、このシュラミスの子孫であると言われています。