大腸がんは自覚症状がなく、健康診断で指摘されることが多い病気です。
健康診断での検便検査により精密検査に進む方がほとんど!
気になる大腸がんについて調べてみました。
女性のがん死亡1位
2020年1月29日の『ガッテン!』
(NHK総合、毎週水曜19:30~)
「実は女性の死亡数1位! 大腸がんで死なない秘策」
なんと、
女性のがんの死亡で1位は「大腸がん」らしいです。
女性のがんの死因の「乳がん」のような印象をうけますが、
実は「大腸がん」
「乳がん」にかかっても、
初期であれば完治する方も増えているからだと思います。
また、大腸がんですが、近年は 「治る可能性が高いがん」とも言われてます。
では、なぜ、女性の死亡数が1位なのか?
その理由ですが、
女性の場合は、生理が原因とか???
そうなんです。女性は、生理があり出血するため、
生理の時の検便検査や尿検査は無効になります。
精密検査は、便潜血検査によるもの
がんの疑いがあると精密検査の受診を勧められても、
検査に行かないという人がかなりの数いると判明。
便に血が混じったとしても、“じ”や生理など、
何かしらの理由を見つけて自己完結してしまう人が多いらしいです。
大腸がんの症状
まずは初期症状をチェック
■初期症状
- おならの回数が増加して、刺激臭、腐敗臭が酷い。
- 便通状態が良くない。 (下痢気味)
- トイレに入っている時間が長くなった。
- 時々下腹部がチクチクと痛む。
- 今までになかった違和感がお腹にある。
- 疲れやすくなった。
- 食欲があまりなくなった。
■大腸がんの症状についてはこちらをチェック
大腸がんは癌が発症する部位によって呼び方が2つに分けられています。
肛門に近い直腸にできたものを直腸がん、その他は結腸がんというのです。
■直腸がんの症状について
- 直腸に腫瘍があるとそれで違和感がある。
- すぐに大便がすごくしたくなる。それと下痢を伴う。
- 下血したとき。大便には含まれない鮮血が出た場合は痔からの出血の場合が多いですが直腸からの出血している場合もあります。
■結腸がんの症状について
- 結腸がんは進行に伴い激しい痛みがある。
- S字結腸に癌ができると大便が細くなり、それと下痢を伴う。
- 酷く疲れるようになり、お腹が常に張る。
大腸がんの原因
生活習慣に関わる大腸がんのリスク要因として、
運動不足、野菜や果物の摂取不足、肥満、飲酒などが挙げられています。
この20年で大腸がんによる死亡数は1.5倍に拡大していて、
生活習慣の欧米化(高脂肪・低繊維食)が関与していると考えられています。
また、大腸がんの家族歴がある方はリスクが増加します。
腫瘍性大腸炎を長期間患う事でも大腸がんのリスクを高めます
■大腸がんの検査について
健康診断で便を検査をしていますが、同様の検査です。
それは、便潜血検査。
●便潜血検査
便に潜む血液の有無を調べる検査、いわゆる検便を行います。
大腸がんの検査と言うと、大腸を直接診察する検査を思い浮かべるかもしれませんが、
大腸がん検診では便を検査する事でがんにかかっているかどうか調べることが出来ます。
大腸がんやポリープがあると、
便が腸内を移動する際に便と組織が擦れて血液が付着します。
便潜血検査では便に血が混じっているかどうか調べ、
目に見えないわずかな出血も検知することが可能です。
便潜血検査を受けることで、がん検診の中でも最も死亡率が下がる事が証明されています。
便の採取は自宅で行う事が出来ます。便の表面を採便用の棒でまんべんなくこすり、通常2日間分の便を採取します。食事制限の必要もない簡単な検査です。
こちらで異常があった場合は、
二次検査として精密検査を実施します。
■大腸がんの精密検査について
精密検査として大腸内視鏡検査や注腸X線検査を行います。
大腸内視鏡検査では、肛門から内視鏡を挿入して大腸を詳細に調べます。
検査は20分程度で終わり、多くの場合大きな苦痛もありません。
ポリープ等の病変が見つかれば、
悪性か良性かどうかを調べるために病変の一部を採取して、悪性度を調べることもあります。
注腸X線検査は、肛門からバリウムと空気を注入し、X線写真をとります。
がんやポリープなどの正確な位置や大きさ、腸の狭さの程度などがわかります。
大腸がんは、早期であれば90%以上が完治するそうです。
要精密検査となった場合には、必ず検査をお受けください
以上、kintaでした。